みなさんこんにちは。
若いころ、そばにはいつも音楽があった。
勉強しながら、マンガを読みながら、寝る前にも、いつも音楽があった。
音楽が必要だった。
反社会的な歌詞は、若かったわたしに訴えかけた。
失恋したときは、失恋ソングを聴いて、わたしの気持ちを代弁するかのような歌に涙した。
こころをゆさぶってくれるメロディをいっしょに口ずさむことによって、胸のうちにあるもどかしい思いを発散した。
だから、青春のはじまりのころ。
かたわらには、いつも音楽があり、それらを運んでくるラジオがあった。
そう、ラジオがありましてん。
ラジオを毎日聞いてましてん。
とくに、関西の人にはなじみすぎるくらいおなじみの、MBS『ヤングタウン』。
略して『ヤンタン』。
あれを聞けるかどうかが、関西における当時の中学生にとっては死活問題でしてん。
あのころのヤンタン、それはそれは面白かったんですわ。
明石家さんま、笑福亭鶴瓶、笑福亭鶴光、嘉門達夫、谷村新司、ばんばひろふみ・・・
などなど、濃い面々が繰り広げる話が面白すぎて、次の日、
「きのうのヤンタン聞いた?」
いうのが合言葉になるくらい、影響のある深夜ラジオ番組だったんですわ。
ところがですわ。
わたしの住んでた和歌山は、山ばっかりで、電波いうものが伝わりにくいらしい。
MBSは関西ローカルなんで、関西地区は網羅してるはずが、
山ばっかりやとどうしても電波が届きづらいんですわ。
和歌山やったら、むしろ海をはさんだ四国放送なんかがよう聞こえるくらい。
そんな問題があったんで、電波がよう入るとこに住んでる子は、にわかヒーロー。
「うち、ヤンタンよう聞こえるで!」
いうだけで、羨望の的やったくらいですわ。
わたしの家はきっちりとは入れへんから、いっつも窓際にラジオもってって、アンテナ最大限にのばして苦労して聞いてたんです。
そんな状態やから、ヤンタンを録音したテープが友だちの間で回されるようになったら、もうみんな奪い合いでしたわ。
とくに金曜日の谷村新司とばんばひろふみのやつ。
あれは傑作やったね。
下ネタばんばん出てくるんやけど、中学生にはちょっとピンとけえへんもんもあって、
「オトナの世界いうもんはなにやらすごそうやな~」
という思いで聞いてたんですわ。
時は流れ。
めっきりラジオなんか聞かへんようになったんですけど、ネットで聞けるラジオがあるというんで、MBSをふたたび聞くようになったんです。
おもに『ありがとう浜村淳です』を聞いてたんですが、去年から面白い番組が始まりましてん。
『ヤマヒロのぴかいちラジオ』いうやつ。
関西テレビをやめてフリーになった山本浩之さんいうアナウンサーがやってる番組なんですけど、
これがええんです。
まるでオトナ向けのヤンタンいう感じ。
テンポも内容もちょうどエエ具合なんです。
毎週、それを聞くのが楽しみだったんですけど、この番組。
ナイターまでのつなぎやそうなんで、3月いっぱいで終了するいうんです。
あーあ、残念やわー。
せっかくオトナのヤンタン見つけたと思ったのになー。
と至極残念に思ってたんです。
ところがところが、うれしいことに、
わたしらみたいに、残念がるひとがようさんおったみたいで、
4月からも曜日と時間を変えて続くことが決定したいうんです!
これにはしかちくもわたしも大喜び。
よかったなーて、顔をほころばせましたわ。
ネット全盛時代やからこそ、聞ける関西ローカルのラジオ番組。
ゆるーい感じがわたしたちにはツボなんです。
これで4月以降も楽しみが継続して、よかったな~、いう話です。
ほなまた~
とりぶう
若いころ、そばにはいつも音楽があった。
勉強しながら、マンガを読みながら、寝る前にも、いつも音楽があった。
音楽が必要だった。
反社会的な歌詞は、若かったわたしに訴えかけた。
失恋したときは、失恋ソングを聴いて、わたしの気持ちを代弁するかのような歌に涙した。
こころをゆさぶってくれるメロディをいっしょに口ずさむことによって、胸のうちにあるもどかしい思いを発散した。
だから、青春のはじまりのころ。
かたわらには、いつも音楽があり、それらを運んでくるラジオがあった。
そう、ラジオがありましてん。
ラジオを毎日聞いてましてん。
とくに、関西の人にはなじみすぎるくらいおなじみの、MBS『ヤングタウン』。
略して『ヤンタン』。
あれを聞けるかどうかが、関西における当時の中学生にとっては死活問題でしてん。
あのころのヤンタン、それはそれは面白かったんですわ。
明石家さんま、笑福亭鶴瓶、笑福亭鶴光、嘉門達夫、谷村新司、ばんばひろふみ・・・
などなど、濃い面々が繰り広げる話が面白すぎて、次の日、
「きのうのヤンタン聞いた?」
いうのが合言葉になるくらい、影響のある深夜ラジオ番組だったんですわ。
ところがですわ。
わたしの住んでた和歌山は、山ばっかりで、電波いうものが伝わりにくいらしい。
MBSは関西ローカルなんで、関西地区は網羅してるはずが、
山ばっかりやとどうしても電波が届きづらいんですわ。
和歌山やったら、むしろ海をはさんだ四国放送なんかがよう聞こえるくらい。
そんな問題があったんで、電波がよう入るとこに住んでる子は、にわかヒーロー。
「うち、ヤンタンよう聞こえるで!」
いうだけで、羨望の的やったくらいですわ。
わたしの家はきっちりとは入れへんから、いっつも窓際にラジオもってって、アンテナ最大限にのばして苦労して聞いてたんです。
そんな状態やから、ヤンタンを録音したテープが友だちの間で回されるようになったら、もうみんな奪い合いでしたわ。
とくに金曜日の谷村新司とばんばひろふみのやつ。
あれは傑作やったね。
下ネタばんばん出てくるんやけど、中学生にはちょっとピンとけえへんもんもあって、
「オトナの世界いうもんはなにやらすごそうやな~」
という思いで聞いてたんですわ。
時は流れ。
めっきりラジオなんか聞かへんようになったんですけど、ネットで聞けるラジオがあるというんで、MBSをふたたび聞くようになったんです。
おもに『ありがとう浜村淳です』を聞いてたんですが、去年から面白い番組が始まりましてん。
『ヤマヒロのぴかいちラジオ』いうやつ。
関西テレビをやめてフリーになった山本浩之さんいうアナウンサーがやってる番組なんですけど、
これがええんです。
まるでオトナ向けのヤンタンいう感じ。
テンポも内容もちょうどエエ具合なんです。
毎週、それを聞くのが楽しみだったんですけど、この番組。
ナイターまでのつなぎやそうなんで、3月いっぱいで終了するいうんです。
あーあ、残念やわー。
せっかくオトナのヤンタン見つけたと思ったのになー。
と至極残念に思ってたんです。
ところがところが、うれしいことに、
わたしらみたいに、残念がるひとがようさんおったみたいで、
4月からも曜日と時間を変えて続くことが決定したいうんです!
これにはしかちくもわたしも大喜び。
よかったなーて、顔をほころばせましたわ。
ネット全盛時代やからこそ、聞ける関西ローカルのラジオ番組。
ゆるーい感じがわたしたちにはツボなんです。
これで4月以降も楽しみが継続して、よかったな~、いう話です。
ほなまた~
とりぶう