とりぶう の 宮古島日記

宮古島移住者の生活。いろいろなことがあるけど、基本的に楽しい方向で生きていく方針です。夫しかちくと認知症お義母さんとの3人暮らし。

2019年01月

琉球のほうが強い感じがする説

みなさんこんにちは。

子どものころ、ケースに入れられた琉球人形が家にあり、

それはなぜかわたしに所属していた。

だれかにもらったのか、どこかで買ったのかいまとなってはわからないが、

美しい色合いのその人形が、琉球人形だとわかったのはずいぶん後になってからだった。


琉球人形 001




ところで。

琉球人形は、沖縄人形とは言わない。

沖縄というのは明治以降の名称なので、当たり前なのだけど。

「沖縄あるある」として、なんとなく「琉球」という名称のほうが、「沖縄」よりも格上の扱いを受けてる気がする。

琉球 > 沖縄

という図式である。

「琉球」というひびきには、悠久の歴史、栄えた王朝、独特の文化みたいなのが感じられるのに対し。

「沖縄」にはどうしても、悲しい歴史、抑圧された過去、いまだ解決しない問題、みたいなのが乗っかってるようにおもう。

だからなのか、あくまでもわたしのイメージだけど。

プロスポーツチームでも、「沖縄○○」よりも、「琉球○○」というネーミングのほうが強そうに感じる。

これはなにも沖縄だけにかぎったことではない。

わたしは山登りのときには、自称「紀の国のサル」である。

「和歌山のサル」とは言わない。

なんとなく使っていたけど、そういえば、そうなのだ。

たぶんほかの地方の方も思い当たるフシがあると思う。

高知のなんとかよりも土佐のなんとか、

長野そばでなくて信州そば、

越後製菓に津軽りんご、

いまの都道府県名ではなく、かつての地名で出ています、というのが多い。

それはきっと昔の名前のほうがしっくりくるからだ。

いまの地名はお上から与えられたもので、いわばお役所的な名前。

昔の名前のほうが自分の血や肉になってる気がするのかもしれない。

根が深くささる感じ。

歴史が味方してくれる感じ。

ダイレクトに自分のアイデンティティを表現できるのだ。

しかし例外もある。

東京がそれだ。

東京は東京というほうが好まれる。

「東京ばな奈」は「江戸ばな奈」ではないし、

「東京スカイツリー」は「江戸スカイツリー」ではあってはならない。

考えるに。

東京の人は江戸にアイデンティティがない人が多数であるから、東京のほうがしっくりするのだろう。

それは横浜や神戸もそうだ。

明治以降にアイデンティティを獲得した街は、そっちのほうがしっくりくるのだと思う。

そうして、さらに。

「東京」には「吉原ことば」的な役割もあるのだと思う。

「~でありんす」などの吉原ことばは、遊女のお国訛りを隠すためだったと聞いたことがあるけど。

「東京」は、江戸にルーツを持たない人たちのアイデンティティになりえたのである。

そういう意味では、東京はやさしいところなのだ。

アイデンティティというのはともすれば、排他的な感情を産むものだけど、

東京は排他的ではなく、むしろ懐が深いところなのだ。

だれしもを受け入れてゆくのが東京なのだろう。

そしてそれはアメリカにも同じことが言える。

と。

琉球と沖縄から東京、アメリカまで飛んでしまった。

要するに、

どこで生まれたかによって、人はいやおうなしにアイデンティティを獲得してしまうが。

それを捨てるのは並大抵のことではなく、

結局、わたしが「紀の国のサル」であるように。

死ぬまでそれを持ち続けるのだなあ。


それでは~


とりぶう

アフリカの太陽を宮古島で見る

みなさんこんにちは。

宮古島の日の出は遅い。

7時半くらいである。

7時半にならないと、どっこいしょ、と太陽は顔を出さない。

だからわたしが起きる朝6時半はまだ真っ暗である。

ものすごく早起きした気になる。

「あたし、よう出来た妻やな・・・」と思える暗さである。

今朝、7時半ごろ。

掃除中、二階の寝室からふと外を見ると、いままさに太陽が顔を出さんとするところだった。

薄明るくなってきた空に、やまぶき色の半円が顔を出しているのだが、

それがやたらでかい。

ちょっとびっくりするくらいでかい。

ときどき見るやたらでっかい月くらいでかい。

あまりにもでかかったので、慌てて階下に降りてしかちくを招集。

「アフリカっぽい太陽が出る!」

と言って渋るしかちくを窓際に連れて行った。

しかちくは「ほんまかいな~」な顔だったのだけど、

地上に顔を出した太陽を見ると、

「でかいな」

と嬉しそうに言った。

朝からええもん見せたった。




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この現象をしかちくは「目の錯覚」や、と片づけるのだけど。

たしかに目の錯覚だけど、目の錯覚とわかってても、錯覚してしまうのが人間。

不思議なもんである。

そういえば、これとよく似たことがある。

宮古島にやってくるクルーズ船。

いろんなタイプがあるのだけど、宮古島の港には停泊できないくらいでっかいのも来る。

そういうのは沖に停泊して、テンダーボートという小さな船で乗客は運ばれる。

それを坂の上から見たとき、

「ぎゃ~、どでかい~!」

と怖くなるほど、大きく見える。

自称、巨大建造物恐怖症のわたしにとって、それは恐怖以外のなにものでもない。

背中がぞわっとし、鳥肌がたつ。

しかし、違うアングルから見たら、

「あれ?そんなに大きくない」

と思う。

なんだったらいっぺん、乗ったろか?

と余裕で思えるくらいだ。

これもひとえに目の錯覚。

人は目に見えるものを脳みそに送り、何かを深読みしたりしなかったりで、見えてるものを修正したりしなかったりするらしい。(ようわからん説明やな)

まあとにかく。

でっかい太陽を見ると、

「太陽って、でっかいな」

と思うのだった。

うん、そのままなんだなあ。

それでは~


とりぶう

最近一番の注目ニュースはやっぱりこれ!

みなさんこんにちは。

このところ、大きなニュースが多い中、

わたしの中でいちばん大きなニュースといえば。

大坂なおみさん全豪オープン優勝で世界ランキング1位!

ではなく、

アイドルグループの嵐が来年末で活動中止!

でもなく、

大相撲初場所で玉鷲が優勝!

これである。



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玉鷲関はわたしがひそかに応援していた力士で、

以前はおなじモンゴル人力士の荒鷲、千代翔馬と似ていて見分けがつきにくかったのが、

このところいい感じにお肉がつき、見分けがきっちりとつくようになった。

玉鷲関はいつもいいところまでいっては負け越し、

負け越したら次の場所は勝ち越し、

帯に短し、たすきに長し、

みたいな力士であった。

そんな彼のよいところは、なにしろ美しいところである。

このところ、毛が多い力士が増えた。

背中や肩に胸に体毛が濃く生えている力士である。

わたしはひそかに毛ガニ力士と呼んでいるが、毛ガニたちはけっこう人気である。

いままでは眉をひそめられたであろう毛ガニが、いまや大手を振って歩ける時代なのだ。

時代の趨勢とはよくわからんものである。

そんな中、玉鷲関はつるんとしてる。

顔も体もつるんとしてる。

つるんとして立ち姿が美しい。

あまたの力士がテーピングでぐるぐるの中、玉鷲がぐるぐるになってるのをほとんど見ない。

あったとしても手首足首にちょっとだけ。

そしてなによりも特筆すべきは、玉鷲関は休まない。

いままで一度も休場してないのだ。

2004年から2019年まで。

これはほんとにすごいことで、どれくらいすごいことかというと、

小中高大をすべて皆勤、くらいのすごさなのだ。

どやどや!

あたしの手柄でもないけど。

玉鷲関は毛ガニ力士ではなく、怪我ない力士なのである!

うまいこというてすんません。(そうでもないよ)

今場所も早々に2敗したので優勝はないな、

と思ってたのは、わたしだけではないはず。

それどころか、玉鷲はわりと好きだけど、優勝する力士ではないな、

と思ってたのは、わたしだけではないはず。

見事、期待を裏切ってくれてありがとう、と言いたい。

ところで。

NHKで大相撲を見ているとき、優勝が決まった瞬間、

『NHKニュース速報』

のピコピコン音が鳴り、

『大相撲初場所で関脇玉鷲が初優勝』

と流れる。

いや、その情報はだれに向けてんの!?

と聞きたくなる。

みんなそれ知ってる人ばっかりやで!

と突っ込んでしまう。

決まってるからしょうがないのかもしれんけど、

それだったらもうちょっと読んだ人が「へ~」となるお得な情報を込めてほしい。

関脇玉鷲はじつは相撲やる前にはスポーツ経験はなかった、とか。

趣味は小物やお菓子作りだ、とか。

玉鷲に入門を勧めたお姉さんは東大大学院に留学してた、とか。

へ~。

ウィキペディアで得た玉鷲情報でした。

あと、玉鷲関の奥さんは元モデルで、幕下力士旭蒼天の実姉であり、

玉鷲自身は綾瀬はるかの大ファンで、

日馬富士事件のときにもじつは同席するはずだったのが、

綾瀬はるかのドラマを見たいがために白鵬の誘いを断ったというくらいファン。

もともとホテルマン志望。

と、これくらい知ったらあなたもそこそこ玉鷲通。

明日からまわりのひとに教えてあげてください。

尊敬されるか、うっとおしがられるかは、あなたの人柄次第。(人柄次第なん?)

チャレンジしてみよう!

こういうのを相撲の決まり手では「丸投げ」という。(言わん)


それでは~


とりぶう

気になるのはドモホルンリンクル

みなさんこんにちは。

今日の午前はとても天気がよく、あたたかかったので洗車した。

洗車は嫌いではない。

車が喜んでる気がして、終わったあとはスッキリする。

かなりスッキリするので、

「なにかを洗う仕事、あったらええなあ」

とつらつら考えてしまった。




778e0222.jpg






そこで思い出したのが、ドモホルンリンクル。

ドモホルンリンクルのCMでは、

「ドモホルンリンクルを作る工場では、毎日数時間を洗浄のためだけにあてている。
いちいち部品を分解して洗浄してるのだ」

というようなことを言ってたのだけど、果たして本当なのか?

と、思い、真相を探るべく、わざわざドモホルンリンクルに行ってきた。

いったぜんたい、どうなってるの?

と思ってわざわざ行ってきた。

もちろんホームページにである。(簡単に行けるわ)

ホームページには、

198点にも及ぶ部品をバラバラに分解して、洗浄して組み立てる、毎日毎日4時間それをやってる、どやどや!

みたいなことを書いてあった。

※「どやどや」の部分はわたしの印象です。

世の中には、ムズカシイものを組み立てるのが好きな人がいる。

瓶の中に立派な船を作る人、複雑怪奇なプラモデルを嬉々として組み立てる人、

そんな細かい作業が好きな人がいる一方で、

ムズカシクナイものを組み立てるのが好きな人もいる。

ハンディタイプの掃除機の組み立てとか、扇風機を解体して組み立てとか、

そういうのは嫌いじゃないよ、という人もいる。

わたしがそうである。

簡単に達成感が得られるものは、なんでも好きである。

だから、小学校低学年でもがんばったらなんとか組み立てられるようなものを組み立てるのは好きである。

そして洗ってスッキリするのも好き。

と、いうことは。

わたし、ドモホルンリンクルの洗浄員にぴったりなんではないか!

198点もの部品があるとはいうものの、

毎日やってりゃ慣れるはず。

宮古島にいつの日かドモホルンリンクルの工場ができた暁には、ぜひ洗浄員として名乗りを上げたいと思うんだなあ。

それでは~


とりぶう

黒い影なんです

みなさんこんにちは。

さいきん、人気お笑いコンビ「和牛」川西さんのモノマネをするのだけど、

しかちくに好評である。

なんでも、

「とりちゃんは男が演じる女役がいちばんしっくりくる」

らしい。

どうやらストレートに女を演じるよりも、間に男をサンドイッチしないとしっくりこないらしい。

うれしいような、悲しいような、悲しいような、悲しいような、

フクザツな金曜日。

モコ日記です。










ぼくはモコです。

三代目文鳥です。

寒くなるとぼくのかごまわりの環境が一変します。

かごの両端にはレンジでチンするカイロというものが張り巡らされ、夜になるとかごを何枚もの布で覆われ真っ暗になります。

それだけでもちょっとうろうろしてしまうのだけど、このごろはなんだか黒い布がかごの中に入れられました。






ナンだ? 001





とりぶうさんは、

「モコ、それは巣やで」

としきりにその布に隠れるようにうながしにくるのだけど、その手には乗りたくないです。

同じ手に乗るなら、しかちくさんの手に乗りたいです。

人間さんはぼくのことをいちいちかごから出したり入れたりするのだけど、いいかげん外に出しっぱなしにしてほしいです。

ぼくは大丈夫です。

人間さんといっしょにやっていけます。

寒いときは、ぼくも人間さんと一緒のお布団に寝たいです。

かごの中の黒い布なんかは必要ないんだけどなあと思います。








モコはかごに布をかけられるとおとなしくなる。

でも人の気配がすると、ぴ、ぴ、と小さく鳴く。

それがなんだかおもしろいんだなあ。

それでは~


とりぶう
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