みなさんこんにちは。
しかちくにはヘンテコな特技がある。
それはマウスウォッシュを口の中に隠せるということ。
どういうことかというと。
普通、マウスウォッシュを口に入れると、2,30秒ぶくぶくした後すぐに捨てる。
容器にもそう書いてある。
しかし、しかちくは長いこと口に入れるほうがよく効くという理由からか、長~いこと口に入れてる。
もうさすがに捨てたやろ、と思ってもまだ入ってることが多い。
よくそんなに口に含んでいられるな、人間タンクか!と感心するのだが。
しかちくのすごいところは、そのまま会話できることだ。
口にマウスウォッシュがたっぷり入ったまま、普通の会話ができるのである。
わたしも試しにやってみたが、とうてい会話などできず、マウスウォッシュで溺れそうになる。
しかちくの技術は進化を続け、この頃は、マウスウォッシュを口の中に隠せるようになった。
マウスウォッシュを口に含んで2分ほどたったあと、
「口開けてん?」
と口の中を見せてもらっても、なにもない。
今日はもう捨てたのかと思った直後、
どこからかマウスウォッシュが復活し、
口の中はマウスウォッシュの海になっているではないか。
「ぎゃ~~!!」
と思わず叫んでしまった。
そしてしかちくを洗面所に引っ張って行って吐かせ、
「ちょっと、どこに隠してたん!?」
と聞くと。
しかちくはあごと首の境目を指差し、
「ここ」
という。
リスがどんぐりを隠せるごとく、そこにマウスウォッシュを隠せるのだそうだ。
ふつうなら飲み込んでしまいかねない場所なのだが、しかちくは鍛錬の結果、一時的にそこにマウスウォッシュを避難させ、しかるべきのちに呼び戻せるというのだ。
ひえ~、である。
気持ち悪い特技を持ったもんやで。
このごろでは、
「オレ、金魚飲めるかもしれん」
などと言いだした。
20年以上前、見世物小屋で見たことあるが、
「人間ポンプ」と称するおじいさんが金魚を飲み込んで、しかるべきのちに取り出すというあの技。
じつはあれは喉の奥に金魚を一時避難させているのだ、とわかってしまったしかちく。
「オレ、人間ポンプできると思う」
とけっこうやる気満々である。
生活が立ち行かなくなったら、ぜひその技で稼いでもらいたいと思うんだなあ。
それでは~
とりぶう