とりぶう の 宮古島日記

宮古島移住者の生活。いろいろなことがあるけど、基本的に楽しい方向で生きていく方針です。夫しかちくと認知症お義母さんとの3人暮らし。

2020年11月

しかちく、人間ポンプになる?




みなさんこんにちは。

しかちくにはヘンテコな特技がある。

それはマウスウォッシュを口の中に隠せるということ。

どういうことかというと。

普通、マウスウォッシュを口に入れると、2,30秒ぶくぶくした後すぐに捨てる。

容器にもそう書いてある。

しかし、しかちくは長いこと口に入れるほうがよく効くという理由からか、長~いこと口に入れてる。

もうさすがに捨てたやろ、と思ってもまだ入ってることが多い。

よくそんなに口に含んでいられるな、人間タンクか!と感心するのだが。

しかちくのすごいところは、そのまま会話できることだ。

口にマウスウォッシュがたっぷり入ったまま、普通の会話ができるのである。

わたしも試しにやってみたが、とうてい会話などできず、マウスウォッシュで溺れそうになる。

しかちくの技術は進化を続け、この頃は、マウスウォッシュを口の中に隠せるようになった。

マウスウォッシュを口に含んで2分ほどたったあと、

「口開けてん?」

と口の中を見せてもらっても、なにもない。

今日はもう捨てたのかと思った直後、

どこからかマウスウォッシュが復活し、

口の中はマウスウォッシュの海になっているではないか。

「ぎゃ~~!!」

と思わず叫んでしまった。

そしてしかちくを洗面所に引っ張って行って吐かせ、

「ちょっと、どこに隠してたん!?」

と聞くと。

しかちくはあごと首の境目を指差し、

「ここ」

という。

リスがどんぐりを隠せるごとく、そこにマウスウォッシュを隠せるのだそうだ。

ふつうなら飲み込んでしまいかねない場所なのだが、しかちくは鍛錬の結果、一時的にそこにマウスウォッシュを避難させ、しかるべきのちに呼び戻せるというのだ。

ひえ~、である。

気持ち悪い特技を持ったもんやで。

このごろでは、

「オレ、金魚飲めるかもしれん」

などと言いだした。

20年以上前、見世物小屋で見たことあるが、

「人間ポンプ」と称するおじいさんが金魚を飲み込んで、しかるべきのちに取り出すというあの技。

じつはあれは喉の奥に金魚を一時避難させているのだ、とわかってしまったしかちく。

「オレ、人間ポンプできると思う」

とけっこうやる気満々である。





稼ぐか 001





生活が立ち行かなくなったら、ぜひその技で稼いでもらいたいと思うんだなあ。


それでは~


とりぶう

自分の体で動ける範囲の中にしあわせがあるんです




みなさんこんにちは。

ひさしぶりに見た子猫二匹が、

もう子猫といえない大きさだった。

どころか、どの成猫よりも太っていて、でっかかった。

そのうえ、顔つきもすでに悪役キャラである。

将来、プロレスラーを目指す子って、こういう感じなんかな。

とおもった。

金曜日。

モコ日記です。










ぼくはモコです。

三代目文鳥です。

放鳥されたらしかちくさんのところに行くのは定番だけど、肩に止まってまったりしていると、ついうとうとしてしまいます。

うとうとするのがちょうどいい季節になってきました。



うとうとタイム 001





うとうとしながらいろんなことを考えます。

人間さんはよく、

「空を飛べたらなあ」

というけど、ぼくはその気持ちがあまりよくわかりません。

空は空で危険なことがたくさんあるし、飛ぶことは体力をものすごく使うことでもあるから、気楽なことはありません。

むしろ、人間さんのように、自分が動かなくても運んでくれる乗り物が使えるほうがうらやましいと思います。

自分が一生懸命羽ばたかなくてもちゃんと目的地に連れて行ってくれるし、大きな生き物に狙われるというような危険もありません。

むしろ、人間さんがうらやましいと思います。

人間さんは自分たちがとても恵まれた存在だということを知らないのかもしれません。

でも、案外そんなことはないのかもしれません。

ぼくの場合、自分の体を使って動ける範囲の中に幸せがあります。

それはぼくだけじゃなく、ほかの動物も同じだと思います。

だとしたら、人間さんだけがその範囲を超えることができるということで、案外、それ以上の範囲には幸せがないのかもしれません。

ぼくにはわかりようもないけど、ぼくは今日も動ける範囲の中で幸せをかみしめるのです。











いつまでも暑い今年は、モコにとっては案外暮らしやすいものらしく、

例年よりも活発に動いてる気がするんだなあ。


それでは~


とりぶう


40代で丸顔で目が大きくて短髪男性はこうなる



みなさんこんにちは。

知り合いに、とても髪の短い女性(60代)がいる。

旦那さんにバリカンで刈ってもらって一丁上がりだとかで、見事な長目の坊主頭。

アザラシ並みの迫力あるボディにその髪型はよく似合っている。

ビーチで寝そべっていたら「ごまちゃん」と呼びかけてしまいそうだ。

あれで髪が長かったらだらしなく見えると思うので、体がだらしなくなってきたら髪は短くすべしだなと思わせられる。(失礼やな)

そこまで短くなくても、年とともに人の髪は短くなる傾向にあると思う。

それは男性も同じ。

男性の場合、長くする髪そのものがなくなるという深刻な状況もあると思うが、

長いよりも短いほうがむしろ毛量が多く見え、清潔感もある。

それを発見したしかちく。

先日、

「短くしようと思う」

と宣言した。

もともとずいぶん短いのであるが、さらに短くしたいという。

そこでわたしがバリカンでバリバリと仕上げた。

出来上がったら「詫びろ詫びろ詫びろ」の人になってた。

あるいはチョコプラの「どんだけー」をやる方の人。

横はほぼ坊主。

頭のてっぺんにちょびっとだけトマトのヘタみたいに髪の毛がある。

こういう髪型で40代で丸顔で目が大きい人はもれなくこうなる。

パグ人間。

わたしは心の中でしかちくを「パグ人間」と呼んでる。



パグ人間 001





早く人間になりたいんかなあ。


それでは~


とりぶう


あんな時代もあった




みなさんこんにちは。

中島みゆきさんの「時代」の歌詞が思い出される出来事がよくある。

クローゼットを整理していて、子どもの絵が出てきたときなど、

わー、懐かしいなー、

「~♪ あんな時代も あったねと~」思う。

昔の写真が出てきたときも、

「~♪ あんな時代も あったねと~」思う。

本の整理をしていたら、作者のサイン入り本が出てきて、

わざわざサインをもらってきてくれた人に、

「絶対お礼のはがきを書きます」

と言いながら出さずじまいで早や25年。

「~♪ あんな時代も あったねと~」思う。

今日、仕事用に黒のカーディガンを久しぶりに出してきて着てみたら、

ぴっちぴちだった。

「~♪ あんな時代も あったねと~」思った。



あんな時代もあったねと 001





よくこんなカーディガンが入ったなと思った。

しかたなく、しかちくの黒カーディガンを借りて着て行った。

太ったつもりはないのに、入らなくなる服がある。

窮屈でも我慢して着てたのだろう。

寒さとか暑さとか、きゅうくつとかを我慢するのがおしゃれだと思ってた。

そんな時代も あったんだなあ。


それでは~



とりぶう

ミヤコカナヘビ見た



みなさんこんにちは。

ミヤコカナヘビというトカゲがいる。

名前に「ヘビ」と付くが足がある。

ヘビと見まがうくらいしっぽが長く、「これってヘビかな?」「ヘビかな?」と言い続けてたら、いつの間にか「カナヘビ」になったという。

のは、

嘘で。

しっぽの長いトカゲはカナヘビというらしい。

ミヤコカナヘビは絶滅のおそれがある固有種らしく、宮古島とそのまわりの島々にしか生息しないという。

わたしも実物を見たことがない。

その珍しい生き物が、宮古島のクリーンセンターで展示されるというので、しかちくとお義母さんとともに見に行ってきた。

「クリーンセンターって、ゴミ処理場やんな?そんなとこでカナヘビが?」

と思いながら行ってきた。

ゴミ処理場に行ったら、リサイクルゴミ、粗大ごみ、普通ゴミ、それぞれのゴミの場所が記されているが、どこにもカナヘビがない。

それもそのはず。

そこは純粋なごみ処理場。

カナヘビが展示されてるのは、純粋じゃないほうの(?)クリーンセンターらしかった。

教えてもらったとおりに行くと、小ぎれいな公民館みたいな施設にカナヘビがいた。

コンビニの冷凍ケースくらいの大きさのところで展示されてるのかと思いきや。

案外小さく、小学校の教室でメダカを飼うときの水槽くらいの大きさのところにカナヘビたちは入れられていた。

たぶん2匹くらいだろうと思ってたら、そんなことはなく。

その狭い水槽の中に草木に隠れて8匹ほどいた。

「意外と小さい」

「意外ときれい」

「意外とかわいい」

というのがわたしの感想であった。

確固たるイメージがあったわけではないので、「意外と」というのはおかしいかもしれないが、

とりあえずそこにいたちびっ子たちに、

「このおばさんはよくわかってる」

と思わせなければと思い、そういう発言につながったのである。

ミヤコカナヘビは緑色に白を混ぜて水色を加えたような色。

草と見分けがつきにくい。

係の女性が、

「何匹いるか数えてみてください」

と言うのだが、

動くし、色が見分けにくいし、なかなか大変である。

ああ、わたしがカメラアイの持ち主なら、こんなの簡単なのに・・・

と悔やまずにはいられなかった。(こんなどうでもええことのためにカメラアイいる?)





どこかな?カナヘビ 001




じつはこのミヤコカナヘビたちは、わざわざ札幌の円山動物園からやってきたらしい。

本来は30匹ほどがやってくる予定だったのが、コロナ禍でこれだけになった、

と係の女性がおっしゃってた。

ミヤコカナヘビを北海道の動物園が飼育してるなんて。

それを宮古島市民が見て、

「わー、すごいー」

と感動してるなんて。

なんだか大英博物館所有の浮世絵展を見るみたいな感覚だった。

ミヤコカナヘビたちは割と活発に動く。

オスとメスの違いも教えてくれたのだけど、よくわからんかった。

だって動くんやもん。

小皿に小さなミミズみたいなのがたくさん入れられている。

ミールワームなのだとか。

ぼくらはみんな生きている、し、

それらもみんな生きてた。

うじゃうじゃいるのがキモチワルイのだが、カナヘビ的には「うほっ!」なエサなのだろうな。

わたしたちが行ったときはちょうど4時になるころで、水蒸気の噴射があった。

カナヘビたちよりも、餌であるミールワームが喜んでいた。

うじゃうじゃが活発になると、係の女性は、

「動いてるのを見てカナヘビも食べるかも」

と言うので、しばらくじーっと見ていたが、カナヘビたちはとくにお腹が空いてなかったらしく、だれもうじゃうじゃに近寄らなかった。

「うほっ!」としてくれよ。

しかし、こういうのを見てるとやめ時がわからなくなる。

見れば見るほど、興味がわいてくる。

この前にイスを置いて一時間は粘れる。

と、思ったが。

しかちくとお義母さんから「もう帰ってもいいな」感がありありと漂っていたので、ほどなくしてそこを去った。

なかなか珍しいものを見れてヨカッタ。

同じ爬虫類でも、ヤモリなどは見てヨカッタとはまったく思わない。

あいつらは多すぎる。

しかし、カナヘビ的には、

「多すぎるくらいがうらやましい」

と思うはずで。

そうなったらたぶん、カナヘビも貴重ではなく、

「うわ、カナヘビ、キモっ!」

な扱いだろう。

人間にとって良いことが、生き物にとって良いこととは限らないんだなあ。


それでは~


とりぶう


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