みなさんこんにちは。
オトナだが、少年の気持ちを失っていない男、
といえば聞こえがいいが。
ふんだんに子ども、それも幼児かと思うくらいの気持ちと、80歳の老人が同居している男、しかちく。
非常ベルに「強く押す」と書いてあると、
「ああ、押せばいいのだな」
と何気なしに押してしまうような人である。
娘うさQも、物心ついてからは、うちの父はちょっと変わってる、なにかしら「やらかして」しまう人だ、と認識していたという。
先日、ラジオで「十日戎のときの西宮神社の福男選びで、後ろの方の人はもうあきらめたほうがいいと思う」というのを受けて、わたしが、
「たしかに。30人くらい前にいたら、絶対福男になられへんもんな」
と言い、うさQが、
「30人がいっせいに転ぶとか、ありえへんもんな」
と同意したのだが。
それを聞いていたしかちくが、
「そもそも、ふつうは神社の参道であんなに走ったらあかんで」
と言った。
「聞いた、うさQ!しかちゃんが正論言うてる」
わたしが驚くと、うさQも、
「非常ベルを強く押してしまう人が!」
と、目を丸くしていた。
しかちくは、何を驚くねんと不満そうであったが。
モラル的なことでほとんどお手本を示せない男しかちくなので、わたしたちはびっくりしたのだった。
あるいは、
「走ったらいけません」
をいろんなところに適用する幼児的感想ともいえるのかもしれんなあ。
それでは~
とりぶう