みなさんこんにちは。
先週、家の補修をするために、ローリングタワーという移動式足場を買った話を書いた。
高所作業になるので、
「ハーネスが必要」
ということになり。
ハーネスも買った。
これで「進撃の巨人」の調査兵団ごっこができるな、
と、喜んだのもつかの間。
今週、さっそく家の中の玄関にローリングタワーを組むことになった。
わが家は玄関ホールが広い。
ここにひと部屋作れるやろ、と言いたくなるくらい広い。
そこが吹き抜けになっている。
高い位置にあるステンドグラスの窓に、しゃれた照明器具。
初めて見たときは、
「素敵な玄関!」
と思ったが。
そう思わなくなるのに時間はかからなかった。
高い位置にあるステンドグラスも、しゃれた照明器具も、まったく手が届かないため、
掃除ができないのである。
おまけにそのあたりから雨漏りし始めた。
もうそこまで台風シーズンがきてるので、待ったなしである。
「こらあかん」
「業者に頼んだら、なんやかんやで100万はかかるんちゃう」
ということで、ローリングタワーを買い、自分たちで補修、ということになったのだ。
おととい、汗だくになりながら、玄関にローリングタワーを組み、
今日、そこに乗ってまずだいぶ汚れてる窓の掃除をすることになった。
補修はしかちく、掃除はわたしの担当のため、
今日、わたしはローリングタワーの一番上に乗り、窓掃除をしたのだ。
しかちくに全部お願いしたいのはやまやまだが、
最近、しょっちゅう腰を痛めているしかちくを少し休めてあげなければならない。
見上げると、上は4メートルくらいある。
もちろん怖かった。
怖かったけど、
「人生で大切なのは勇気、ってだれかが言うてたな」
と思いながら、のぼった。
そしてへっぴり腰になりながら、クイックルワイパーで窓を拭いた。
実際、上にのぼるときがいちばん怖く、のぼってしまうと、案外怖くない。
ちょっとボルダリングに似た感覚があった。
しかし、そんな人生を歩むと思ってなかったのに、
着実にわたしの人生はハーネスと足場の人生になっている。
しかちくは言う。
「ボルダリングをやったのはこのためや」
「そうなん?」
「そうや。恩納村のフォレストアドベンチャー行ったとき、ハーネスつけてジップラインやったのも、すべてはこのためや」
「えーそうなん!?」
ほんまかどうかわからんが、しかちくは涼しい顔で言う。
ともあれ。
どうにか窓拭きは終わった。
おそろしく汚れていたので、掃除できてスッキリしたのは確かである。
今日のビールはおいしいと思うんだなあ。
それでは~
とりぶう