みなさんこんにちは。
こつこつ貯めてきたものでも、失うときは一瞬だな、
と思うときがある。
子どものとき、貯金箱にこつこつ貯めたお金。
小銭ばっかりなので2千円くらいだったが、イザというときに使おうとおもっていた。
ある夏。
「24時間テレビ 愛は地球を救う」を見て、
これはわたしもなんとか力にならねば!
と、その貯金箱の有り金すべてを郵便局に行き寄付してしまった。
あんなに重みがあったのに、数字になった金額を見て、
「これっぽっちなのか」
と愕然とした。
そして手数料とやらを取られてしまったこともなにか釈然とせず。
わたしが寄付したことなど、わたしと郵便局のおばちゃん以外誰も知らず。
別にほめてほしいわけではないが、なんだか思ってたのと違う感覚があった。
あれが「イザ」というときだったのかどうかは、いまだ自分の中で判断がつかないでいる。
前置きが長くなったが。
こつこつと貯めるものはいろいろあるが。
中年以降になると、筋肉もそのひとつ。
「貯筋」などともいわれるように、筋肉を貯めることはとても大事なのだとか。
そのため、40代になっても筋肉を衰えさせないように、ボルダリングやスクワット、腹筋、ジョギングなどを行ってきた。
そして、鉄棒で逆上がりができることをその目安としてきた。
逆上がりできたら、欲しい服を買って良し、というルールがなぜか作られた。
一昨年まではできた。
去年は前半くらいまでは、できてたような気がする。
今日、久しぶりに逆上がりをしたら。
なんと、
意外や意外、
まるで
できなかった。
案の定、という気もしたが。
わたしの中に意外な底力があるかもしれない、という一抹の希望があった。
あーあ。
「筋肉すごろく」というのがあれば、「ふり出しに戻る」の気分だ。
あんなに貯めた筋肉、どこいったんだ?
厳密には一瞬で失ったのではないが、気持ち的には一瞬だ。
これからまたこつこつ貯めて行かねばならないと思うと、気が遠くなる。
当分、欲しい服は買えない。
でも、必要な服は買えるので、特に問題ないんだなあ。(なんじゃそれ)
それでは~
とりぶう