みなさんこんにちは。
夏に現れる虫、蚊、ゴキブリ、セミは。
一生懸命生きてるけれども嫌われる。
セミは子どもに好かれたりもするが、
騒音がすさまじく、大人になると好き加減がだいぶ減る。
一生懸命生きてるけれども嫌われるものがいる一方、
生きてるだけで好かれるものもいる。
パンダ、
ペンギン、
ラッコ。
これらは「かわいい」というだけで一点突破。
やることなすこと、肯定されるのだ。
蚊やゴキブリやセミは声を大にして言いたいと思っている。
「ひきょうもの!」
と。
「ひきょうものトリオめ!」
と。
かくいうわたしも、しょっちゅうラッコ動画を見てしまう。
鳥羽水族館のラッコのメイちゃんがかわいすぎて、モノマネすらしてしまう。
ラッコは別に自分のことをかわいいなど思っていない。
人間が勝手にかわいいかわいいとまつりあげているだけなのだ。
ラッコはラッコで一生懸命生きているだけなのだ。
パンダもペンギンも、自分たちのやるべきことを粛々とやっているだけで、
「人間にかわいがられよう」
などと思ってはいない。
なのにかわいがられてしまう。
蚊やゴキブリやセミは思う。
「別にかわいがられなくてもいいけど、なぜ嫌われなければならないのか」
と。
不公平だ。
不公平な世の中だ。
わたしは平等を愛する人間なので、このことはゆゆしき事態だと思っている。
思ってはいるが、ラッコやパンダやペンギンの動画を見るとただただかわいいと思ってしまう。
ひきょうトリオはなにかしら人を骨抜きにしてしまう要素があるに違いなく。
これが宇宙人の仕業とかだったら、大変なことだなあ、
と、思ってしまう8月の終わりなのだった。
それでは~
とりぶう