とりぶう の 宮古島日記

宮古島移住者の生活。いろいろなことがあるけど、基本的に楽しい方向で生きていく方針です。夫しかちくと認知症お義母さんとの3人暮らし。

うさQ

黒猫ポール




みなさんこんにちは。

大人になってからネコのもふもふの可愛さに目覚めた娘うさQ。

わたしとしかちくがウォーキングでネコに会った話をすると、

「ええな~、ネコ的なもの触りたいな~」

とうらやましがる。

そこで昨日、ネコがよくいるところに一緒にウォーキングに行った。

あいにく、風が強く曇天だったので、

「ネコおらんかもなあ」

とあたりを見回していると、しかちくが、

「おるで!」

と言う。

「ほんま?」

見回してもそれらしきものはいない。

「どこ?」

わたしとうさQがキョロキョロしていると、しかちくは、

「ほら、昨日の黒猫!」

と指をさす。

前日、人懐こい黒猫がたしかにその近くにいたが、わたしには見えない。

ハテ、メガネの度をあげなあかんやろか?

と目を凝らしていると、「なんでわからんの?」とでもいうようにしかちくが、

「あれや」

としっかりと指さしたものは。




黒猫の正体見たり




車止めのポールだった。

「・・・・あ」

やらかした顔のしかちく。

その車止めが、「黒猫ポール」と名付けられたのは言うまでもない。


それでは~


とりぶう

眉毛の夢と凧揚げ





みなさんこんにちは。

初夢は何だったか忘れたが、昨夜みた夢は覚えている。

だれだか大物と会うのに眉毛がぼーぼーになり、整えなければと慌てて剃ったら、

片眉を剃り落してしまった。

イヤな夢だ。

どんな意味があるのか調べてみたら、「運気が下がってる」と出た。

イヤな結果だ。

わたしは普段はそういうことに無頓着だが、大きな災害を目の当たりにした後では、

とりあえず「転ばないようにしなければ」ということを念頭に置く年始となった。

さて。

ひょっとしたら、そういう運気的なものを上げようという意味合いもあるのか、

正月といえば凧揚げである。

いつもの海横のジョギングコースでは、正月になると凧揚げしている人を見かける。

一昨日の夕方は「青雲」みたいな凧をあげているひとを見た。




正月といえば凧揚げ





カラフルな青雲凧は、高々とあがり、

夕日を見に来た人々の目を楽しませていたので、

思わず、

「すごい、上手にあげてますね!」

と、凧揚げしていた家族に話しかけた。

ら。

しばらく歩いたあと、

「おばちゃんってすぐ話しかけるやん」

と、娘うさQに呆れられた。

しかちくも、

「そうやで。いつもこんなんやで。とりやんはだれでも話しかける」

と言う。

そんなことない、

・・・とはいえない。

なんでだろう、年々、「人類みな兄弟」感が強くなってるのか、

この感動を伝えたい、一期一会、みたいなことを思うのか、

いや、考えるより前に、

「すごいですね」

と言葉が出ているのだ。

恥の心が奥に引っ込み出てくるのが「おばちゃんのコミュ力」なのかもしれん。

「ダルビッシュが言うてたやろ。『今はイチローさんの言うことが沁みる』て。

だから、うさQも50歳過ぎたらわかるって」

わたしの言葉に、うさQは「また始まった」みたいなやれやれ顔をしていた。

そういえば。

くだんの夢の中で、眉毛を剃り落したあと、新たに眉毛を描いて整えていたのだが。

それは運気上昇の夢だという。

ということは。

夢の中で、いったん運気が下がったあと、運気が上がったということで、

結局、

プラスマイナスゼロの始まりなのかもなあ。

それでは~


とりぶう


カエルとウサギ




みなさんこんにちは。

お風呂に入る前に、パンツ一丁姿でうろついているしかちくを見て、

うさQが、

「カエルがおる!」

と声をあげた。

しかちくのすがたかたちが、カエルそっくりだという。

確かにわたしも前々から、しかちくの脚(太ももから足首)の筋肉の付き方や、

足(靴を履く部分)が幅広くて大きく、

カエルの脚(足)にそっくりだと思っていたが。

うさQもそれに気付いたもよう。

「なんであんなにカエルなん?あの脚!」

と目を丸くしていた。

うさぎがカエルに物申すって、




鳥獣戯画




鳥獣戯画か、

と思った。


それでは~


とりぶう


新しい干支を考える



みなさんこんにちは。

しかちくとうさQとわたしで干支の話をしていて、

うれしい干支とそうでない干支があるという話題になった。

うさQはトラ年で、そのことを誇らしく思ってるが、

わたしはイノシシ年なのでちょっと残念な干支だと思っているし、

ネズミ年のしかちくは常々、

「なんでネズミやねん」

と不満を漏らしていた。

そこで、

「われわれで新しい干支を考えよう!」

ということになった。

もっと「強い」とか、「かわいい」とか、そういう視点で考えようではないか、ということになった。

なるべく元の干支に近いもので最強のもの、あるいは、可愛いもの、と考えた。

まず、パンダがあがった。

パンダの入閣はだれも異存がないので、ネズミのかわりにパンダが干支のトップを飾ることになった。

次はウシだが、「家畜はなあ・・・」ということになり、キリンがかわりに選ばれることとなった。

かっこいいトラはそのまま、かわいいウサギもそのまま、

次の辰年になって物言いがついた。

龍は最強イメージがあるが、そもそも架空の生き物はずるいとなり、

龍はどこに住んでるのかわからないので、海ということにして、海代表としてサメを入閣させることになった。

続くヘビはワニに、

ウマはイメージが良いのでそのまま、

ヒツジは家畜なので代わりにゾウを入れる、

サルはその筋トップのゴリラ、

トリは可愛いペンギンで、

イヌはオオカミが入閣することになった。

さて最後、イノシシである。

もうあまり最強めいたやつがいない。

クマという手もあったが、クマの次がパンダだと同じようなものになるし、

ネコとかライオンなどはトラが代表しているし、

ハテ、何がいいか?

と、悩んでいると、

「もうこうなったら昆虫はどうよ?」

とうさQが言う。

「ああ、トンボがええんちゃう?トンボ最強」

としかちくが同意。

「えー、トンボなんてイヤや、なんでイノシシのとこだけ種類が違うん」

わたしが拒否すると、

「トンボは最強やで、ヤゴのときでもめっちゃ強いで」

「そうそう、『オニヤンマ君』つけてるだけで他の虫寄ってけえへんねんから」

とふたりでゴリゴリトンボを押しに来る。

「ちゃうやん、虫とか、カテゴリが違うやん、動物がええよ」

わたしが不服を申し立てると、

「あのな、動くものはみんな動物やねんで」

としかちくが噛んで含めるようにいう。

「トンボはめっちゃ飛ぶの速いんやで」

うさQもゴリゴリねじ込んでくる。

「いややー、トンボだったらまだイノシシがええよ。もういっそブタでええよ」

わたしが反論すると、

「強いもんで言うたら、トリカブトとか、ええやん」

しかちくがまた変なことを言い出す。

わたしは、

「植物はおかしいやろ!」

などと言い返し。

紆余曲折あり、

結局、

海でがんばってる、

締めにはちょうどよい、

などのよくわからん理由から、

干支は「こんぶ」になった。




マルチ商法被害者の気持ち




うまいこと言い含められて高額商品を買ってしまったマルチ商法の被害者の気もちだ。

かくして。

わたしたちが考える干支は、

パンダ キリン トラ ウサギ サメ ワニ ウマ ゾウ ゴリラ ペンギン オオカミ こんぶ

になった。

こんぶって。

イノシシがなつかしいなあ。


それでは~


とりぶう

娘はファッションモンスター




みなさんこんにちは。

来月25歳になる娘うさQ。

先日のハーフマラソン大会も一緒に参加したのだが、

仕事が忙しいのでぜんぜん練習してないというわりには、わたしたちよりもずいぶん速く、

「やっぱり若さっていいなあ」

と実感したのだが。

そのときに派手なジャンパーを手にしていた。

どう派手かというと、

アジアのへんぴな地方の市場のおばちゃんが着てそうな派手さ、

スラム街の小さな子がぶかぶかで着てそうな派手さ。

要するに、いまの日本ではあまり見ない系統の派手なジャンパーを持っていたので、

「そのジャンパーどうしたん?」

と聞いたら、

「ええやろ?クリーンセンターでもらった」

という。

クリーンセンターというのは宮古島のリサイクル施設。

いらなくなった洋服や食器などを持っていくことができ、それを欲しい人はもらえるというしくみ。

わたしも家の断捨離をしたときにたくさんの洋服や食器をひきとってもらった。

捨てるにはもったいないものを引き取ってもらうことができ、かつ、欲しいものは無料で譲ってもらえる(1回3点まで)、とてもよい施設なのだ。

うさQはそこに会社のイベントで使うバブルっぽい洋服を探しに行った。

しかしそもそもバブルっぽいのがどんなのかよくわからず、

「とりあえず派手だったらえんやろ」

と、その中でも一番派手なジャンパーをもらったらしい。

イベントでは着用しなかったものの、かねてより、

「無地のものはダサい、茶色一色のアウターなどめっちゃダサい」

とフシギなおしゃれ理念を持っていたうさQは、

「これはいい!」

と思ったらしく、コンビニなどにもそれを着用していったという。

「あんた、それ着てコンビニ行ったん!?」

わたしがおどろいて聞くと、

「そうや。めっちゃ見られたで」

と言う。

半笑いのしかちくが、

「どういうイメージでそれ着てるん?」

と聞くと、うさQは言った。

「チャイニーズマフィア」

「チャイニーズ、マフィア!?」

しかちくもわたしも声をそろえて驚いた。

ほんまかいな。

25歳になる娘のファッションテーマが、きれいめとか、かわいい系とかじゃなく、チャイニーズマフィアとは。

うさQは続ける。

「最高はチャイニーズマフィア。まあスラム街の子どもって感じ」

「ひえ~」

わたしたちは呆然とするしかなかった。

そしてうさQはにやりと笑って、

「これな、タグ付きのままやってん。だから新品やねん。それがタダやねんで。
この服の一番ええとこは、これがタダ!ってことや」

と付け加えた。

さらに、

「このジャンパー、エメラルドグリーンがきれいやろ?」

などというので、

わたしたちは心の中で、

(エメラルドグリーンどころの騒ぎじゃない)

と思いながら、

「うさQ、ファッションモンスターやな・・・」

と絞り出すのがせいぜいだった。




ファッションモンスター






子どもは親の敷いたレールなど走るわけもない、とは思っていたが。

まるで違う方向の列車に全速力で突っ切ってゆくこともあるのだ。

しかちくが、

「うさQは若いんやから、なんでも似合う。それこそ茶色一色のアウターでも似合うんやで」

とやんわりアドバイスするも、うさQには響いていないようで、

「大阪のおばちゃんのヒョウ柄とかええわあ」

と目を輝かせている。

「これだったら、スリに狙われたり、へんな人に声かけられることもないやろ」

と鼻息荒く言うのだが。

そのためだけにそのジャンパーというのは、わたしの理解を超えている。

(うさQがちょっとへんな人かもしれん)

と思ったことは、内緒にしている。


それでは~


とりぶう

読者登録
LINE読者登録QRコード
ギャラリー
  • トリのバター焼き
  • 本棚の中身
  • とりぶう家の食卓15~たけかんむりに旬で筍なのだ
  • ぢっと腹を見る
  • 恩師がなくてもしっかり育つ
  • 長いロードの果てに
  • 意図せずパラシュートパンツ
  • とりぶう家の食卓14~昼食にタコライスという選択肢
楽天市場
アーカイブ
カテゴリー
楽天市場
  • ライブドアブログ